直木賞作家 小川哲の頭の中を覗き見 トーク場所は学生時代のアルバイト先/子供時代の愛読書からルーツを探る/読書家の父親に育てられた子供時代/小説家になるきっかけとなった出会い

2023年11月18日放送 10:30 - 10:42 フジテレビ
タイプライターズ〜物書きの世界〜 (タイプライターズ~物書きの世界~)

小川哲の忘れられない場所「CANDLE CAFE ∆II」を訪れた。ここは小川が20歳頃のときバイトをしていた場所。当時の印象についてオーナーの井上さんは「生意気でしたね」と話す。小川は小学校1、2年生の頃「エルマーとりゅう」を読んでいた。また「21世紀こども百科」を暗記するまで読んでいたという。また児童向けのアガサ・クリスティ作品も読んでいたという。母親が小川を読書家にしようと画策していて、アガサ・クリスティの本を読むとお金がもらえるシステムだったという。小川は小説だけでなく漫画も大好きな少年だった。愛読した漫画に『HUNTER×HUNTER』があり作品づくりでめちゃくちゃ意識したという。『アカギ』について小川は「スゴいハラハラするけど絶対アカギが勝つという安心感がある。そういうエンターテイメントの作り方は参考にした」と話した。小川が夢中になったのは、星新一、筒井康隆、小松左京。『ボッコちゃん』はSF作家の第一人者である著者がショートショートの傑作50編を自選した書籍。小川は「父親が持っていた本を読んでいた。父は普通のサラリーマン。読んだ本をリストにまとめてリスト化し採点表を作っていた」と話した。読書家の両親に育てられ小川は東京大学へ進学。早く独り立ちしたいと思っていところ父親に「国立大学だったらひとり暮らししていいよ」と言われ1日9時間勉強していたという。東京大学は入学1年半に学生の志望と成績に応じて進学する学部や学科を決めて後期課程へ進むことができるといい教養学部に進学した。理系から文転したきっかけはウィトゲンシュタインの『論理哲学論考』。この本はこれまで哲学が扱ってきたテーマが実は哲学の問題ではないということを証明した本なのだという。


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