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高校野球準々決勝第三試合。初夏連覇を狙う横浜と89年ぶりの優勝を目指す県岐阜商が激突。今年の夏の甲子園は11日から開催日すべてチケットが完売。この試合には今大会最多3万6000人が集まった。1回表横浜が先制のチャンスで、県岐阜商3年のライト横山温大がスーパーキャッチ。するとその裏県岐阜商が先制のチャンス。2年生内山元太のタイムリーツーベースで1点先制。岐阜から駆けつけた応援団も大喜び。勢いに乗った県岐阜商が5回までに4点をリードする。横浜は6回に3点をあげるなど8回で同点に追いつく。それでも9回今度は県岐阜商が一打サヨナラのチャンス。横浜が通常4人で守る内野を5人で守るシフトに変更した。この作戦が吉と出て、試合は延長戦へともつれ込む。延長からはノーアウト1・2塁から始まるタイブレーク方式。10回横浜の攻撃。ランナーを進めるためのバント。ここで県岐阜商が悪送球。1点が入り横浜がこの試合初めてリードを奪う。さらに追加点のチャンスで、キャプテンの阿部葉太の2点タイムリーヒットでこの会一挙3得点。試合をひっくり返した。しかし、その裏満塁で今大会バッティングに苦しむ小鎗稜也が走者一掃のタイムリーで同点とする。延長11回裏、県岐阜商がサヨナラのチャンス。県岐阜商が王者横浜との大激闘を制し、ベスト4進出。春夏連覇を目指した横浜ナインは涙。球場は両校を称える大きな拍手に包まれた。県岐阜商は準決勝第一試合で東京対決を制した日大三と対戦。第二試合はともに夏の甲子園初優勝に向けて挑む沖縄尚学と山梨学院が対戦する。