FNSドキュメンタリー大賞 (FNSドキュメンタリー大賞)
保育園で起きた事故により寝たきりとなっている田村康至くん。お風呂は週に3回、訪問入浴サービスを利用。訪問看護師と父が3人がかりで体などを洗う。事故から1年3か月あまり、両親は実名・顔出しで取材に答えるようになった。事故直後から康至くんの状態をノートに記録していて、この2年間で9冊目に入った。事故から1か月後、呼吸が安定するようになり集中治療室から小児科病棟へ。このころ、母はノートに今後24時間つきっきりになる不安など複雑な心情をつづっている。
保育園で起きた事故により寝たきりとなっている田村康至くん。集中治療室から小児科病棟へ移ってからはお出かけをすることも。両親は康至くんと一緒に撮った写真をSNSなどに投稿し、友人に心配させないよう気遣っている。同じような障害を持った子の親との交流も。父は「いつ亡くなってもいいように しっかり家族の時間を楽しみたい」など話す。
保育園で起きた誤嚥事故により寝たきりとなっている田村康至くん。24年3月、検証委員会は事故の報告書を市に提出。園の問題点として国のガイドラインの内容が職員に浸透していないことなどを指摘した。同様の事故は大阪、東京、鹿児島でも発生。被害者はいずれも死亡している。