NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
日本時間の午前2時ごろ、ホワイトハウスを訪れた石破大臣。初めてトランプ大統領と対面し報道陣に手を振り笑顔を見せた。初めに同席者を限定した少人数の会談にのぞんだ。石破総理は去年、トランプ大統領が選挙演説中に銃撃された際の写真について「昨年7月、ひるむことなく立ち上がり拳を天に突きあげた写真が非常に印象的だった」と話した。両国の関係について「トランプ大統領と私、アメリカと日本が力を合わせ、さらに世界が平和になり人々が夢と希望を持ち生きていけるよう努めていきたい」と話した。一方トランプ大統領は貿易赤字の削減について「アメリカは約1000億ドルの対日赤字を抱えている。それを縮小し対等な関係にしたい。簡単にできる」と話した。そしてワーキングランチの後、共同記者会見を行った。中国の動向をめぐっては沖縄・尖閣諸島にアメリカの防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条が適用されることを確認し、台湾海峡の平和と安定の重要性を確認したと説明した。経済分野について、石破総理は「対米投資額を1兆ドルというかつてない規模まで引き上げたい」と話した。また、日本製鉄によるUSスチール買収計画について、トランプ大統領は「彼らはUSスチールを所有するのではなく多額の投資をすることで合意した。これは非常にエキサイティングなことだ」と述べた。