列島ニュース 秋田局 昼のニュース
今月2日、秋田市新屋町の新屋海浜公園で、「さくら風力」設置の風力発電の風車から羽根が落下し、近くで倒れていた81歳男性がその後死亡した。事故後も風車には破損した羽根が根元から10メートルほどついたままになっており、保守業務を請け負っていた会社は羽根の回収に向け、今月20日からクレーンを使い取り外し作業を進めていた。今日は朝から作業員3人が地上80メートルほどの高さにある風車の発電機などを格納する部分に近づき、取り外しの作業を行った。午前10時ごろ、破損した羽根の根元を取り外し、ゆっくりと地上に下ろした。風の保守業務を請け負っていた会社によると、破損していない残り2本の羽根も取り外す予定で、今月中には作業を終わらせたいとしている。また、破損した羽根は茨城県にあるこの会社の施設に運び込まれ、事故原因の究明に向けた調査が進められるという。