祖父に憧れて…高校生は漁師に

2024年3月8日放送 16:26 - 16:31 TBS
Nスタ 東日本大震災13年 つなぐ、つながる

福島県南相馬市。まるまると太ったトラフグや生きの良いヒラメ。父親とともに漁をするのは遠藤文也さん29歳。網を引くのがうめぇなと褒めてくれた祖父の直さんはもういない。面倒見がよく漁師仲間からただしじぃの愛称で呼ばれていた祖父は東日本大震災の日。船を逃がすため港へ向かった。そして、津波に飲み込まれ亡くなった。残ったのは無惨に破壊された船。さらに追い打ちをかけるように原発事故が起きた。文也さんは漁師の夢をあきらめた。それから4年が経ったころだった。介護士の勉強をしていた文也さんに父が「新しい船を造りたい、一緒に漁師をやらないか」と意外な提案をした。文也さんは悩んだ。原発事故の影響が続いているからだった。それでも仲間に慕われ自分を褒めてくれたあのただしじぃのようになりたい。そんな思いが勝った。父と船に乗るようになってまもなく10年。去年から原発処理水の海洋放出が始まり風評被害が懸念されるが文也さんは夢を追い続ける。この日の漁では嬉しい出来事が。幸運を運ぶ海の守り神とされるウミガメに遭遇。ただしじぃのようになると今年30歳になる文也さんは決意。


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