日本のチカラ 日本のチカラ
宮崎県日向市は人口5万7000人で特産品は日向市発祥の柑橘類のへべす。すだちやかぼすなどの仲間で上品な香りとまろやかな酸味、たっぷりの果汁が特徴。旬を迎える夏には直売所に並ぶ。江戸時代末期に市内に住む長曽我部平兵衛さんが原木を発見しへべすと名付けられた。そしてそのへべすをPRするのはレディーヘベを名乗る女性がへべすの美味しさを伝えていた。そのレディーヘベに扮するのは塚本安佐子さん。緑に身を包みヘルメットにへべすをのせたヘベメット、サングラスを掛けている。活動の理由はへべすが日向にあることを知ってほしいという。県内外のイベントや、メディアに出演し子どもたちにもその美味しさを広めている。市は非公認キャラだというが塚本さんは定期的に生産者の元を訪れてへべすの情報をしいれている。単価をあげて農家の収入を増やしたいと考えているという。
市内にある飲食店では塚本さんがお店を訪問し、へべすの料理の提案を行っている。さらに塚本さんは日向市を宣伝するために同じくユニークな見た目な人たちと一緒にダンス動画を撮影した。塚本さんは20歳の頃に地元のデパートで働きイメージモデルをすることもあったという。二人の子宝に恵まれるが結婚生活は長くは続かなかった。女で一つで仕事と子育てを両立するのは大変だったという。生活に追われた主婦はレディーヘベになったきっかけは、2006年に日向市で行われた欽ちゃん球団の合宿に塚本さんはボランティアスタッフとして働き、多くのことを学んだという。そしてへべすコスチュームを着るようになったのはへべすの被り物を作った時に遅れてきた塚本さんに罰ゲームとして被せたのがきっかけだという。
生前両親はレディーヘベの活動を応援してくれていたという塚本さん。しかしはじめた頃は奇抜な格好に軽蔑する人もたという。宮崎市内のマンションのいた塚本さん。知り合いのホームクッキングの教室でへべすの楽しみ方を教えにいくという。その塚本さんの息抜きはBTSだという。そのために現在英会話レッスンを行う。さらに体力づくりも行っている。