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今が旬の秋サケがピンチを迎えている。今月2日の初水揚げでは例年より少ないとの声があがった。秋サケの来遊数は2013年の4212万尾から2017年には1737万尾まで減少しており、今年はそれをさらに下回って漁獲量も減少するとみられている。初水揚げではオス・メスともに去年より価格が上回り、小売価格の高騰が懸念される。専門家によると、秋サケの減少には水温の変動やエサの質・量などが関係しているとのこと。サケが不漁になるとイクラの価格にも影響が及ぶようになり、都内の飲食店は仕入れ値が去年より2~3割上がってくるとの予想をしている。秋サケの量を確保する対策としては、水温やエサの量などが最も良い時期を見極めてサケを放流することや、エサに油脂を添加してサケの遊泳力を高めることなどが挙げられる。