セブン&アイ・ホールディングスは、カナダのコンビニ大手のアリマンタシォン・クシュタールから買収の再提案を受けたと発表。買収総額は7兆円規模とみられ、当初案から約2割増えた。新たな提案は、1株18.19ドル(約2700円)で、8日の終値2230円より約2割高い水準、全株式取得の際の取得額は7兆円規模。実現すれば海外企業による日本企業買収としては、最大級となる見込み。セブン&アイは7月下旬ごろ、1株14.86ドルで全株式を現金で取得する買収提案を受けたが、「当社の価値を著しく過小評価している」として、賛同できないと回答していた。セブン&アイはコンビニ事業に経営資源を集中するため、社名変更を検討。新たな社名は「セブン−イレブンホールディングス」などが候補に挙がっている。セブン&アイはきょう午後に決算会見を開く予定で、井阪社長が新たな買収提案への対応や社名変更などについて言及するものとみられる。