秋山が迫る現代美術家のナゾ 村上隆の師匠 辻惟雄先生とは?

2024年7月13日放送 22:14 - 22:19 テレビ東京
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村上隆が書いたスーパーフラットに関する書籍ではある本からの影響をみてとることができる。辻惟雄著書の奇想の系譜は1970年に日本美術史家の辻惟雄が発表しその後の美術界を一変させた書物。現代の伊藤若冲ブームもこの本で紹介されたことがきっかけ。村上にとって辻惟雄は自ら提唱したスーパーフラットの理論的支柱で師匠と呼んで慕っている。2人の関係は2009年からの2年間で急速に深まった。雑誌の誌面で一緒に連載を持つことになった。辻惟雄がお題の文書を書き、村上隆がそれに対し絵で答える。日本の名画のエッセンスを引き継ぎながらまだ誰もみたことがないビジュアルを展開。以後この制作スタイルは村上作品の一ジャンルとして定着していく。辻惟雄からのお題は奇想の絵師の曽我蕭白が描いた雲龍図。村上はそれに対して絵で答えなければいけなかったが辻惟雄に言われた言葉を根に持っていたというが、辻にアシスタントばかりに絵を描かせて怠慢だと言われたという。こうして雲竜赤変図《辻惟雄先生に「あなた、たまには自分で描いたらどうなの?」と嫌味を言われて腹が立って自分で描いたバージョン》という作品が出来上がった。辻惟雄はアーティストは人の意見を聞かない人も多いが彼にもそういった所はあるが、自分が共感したものに対しては無にして受け入れてくれるような所があり素直で率直だという。秋山は今日の作品の「風神図」「雷神図」についても村上隆と辻惟雄のような関係性が見えてくると答えた。


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