NHKニュース7 (ニュース)
ウクライナへの軍事侵攻を続けるロシアに北朝鮮が部隊を派遣するなどウクライナ情勢が東アジア情勢にも影響を及ぼしかねない事態を踏まえ、秋葉国家安全保障局長があす中国の王毅外相と会談し、対応を協議することが分かった。関係者によると、秋葉国家安全保障局長はきょう北京に向かい、あす中国の王毅外相と会談することになった。“北朝鮮の部隊のロシアへの派遣でウクライナ情勢が東アジア情勢にも影響を及ぼしかねない事態を踏まえ、対応を協議する”という。北朝鮮の部隊のロシアへの派遣を巡っては、中国外務省の報道官がおととい、両国の関係について干渉しない姿勢を示している。一方で外交筋によると、“中国は、北朝鮮とロシアが軍事的な結び付きを深める現状に不満を抱いているという見方もあることから、日中間で意見を交わすことが重要だ”と判断したという。そのため、北朝鮮を巡る情勢で、日中両国がどのような認識を共有できるのかが焦点となる。さらに会談では、今後の日中首脳会談の実現に向けた調整なども行われる見通し。