大下容子ワイド！スクランブル ピックアップNEWS
スマトラオランウータンはワシントン条約に規定され取引は禁止されているが、学術目的に限り取引が可能とされている。ただ、ストレスをかけずに動物を移動させる難しさや政府間の話し合いが必要になるので、簡単に海外から連れてこられない現実がある。そこで国内繁殖が頼みの綱となるが、2つの課題がある。国内7頭のオランウータンのうち雄は4頭で、浜松市動物園と愛媛県立とべ動物園にいる34歳と28歳の雄はこれまで繁殖の経験がない。市川市動植物園の水品繁和氏によると「22歳を過ぎても経験がないオスはその後も繁殖活動する可能性が低い」とコメント。残るオスはイーバンとその息子にあたるウータンの2頭。ウータンは豊橋総合動植物公園のウランと繁殖を試みたが、進展がみられなかった。残るはウランとイーバンの組み合わせとなる。オランウータンで困難なのは育児の長さで、6年～7年かかるという。