衆院選特集 政治決戦のゆくえは 密着・党首たちの12日間
立憲民主党・野田佳彦代表。政権交代を目指す今回の選挙。第一声から政治とカネの問題を強く批判した。選挙戦序盤、政治とカネの問題で自民党から非公認となった大物議員と争う選挙区を重点的に回った。政治への信頼回復を掲げ、企業や団体からの献金の禁止を訴えている。野田代表が繰り返し訴えているのは「分厚い中間層の復活」。家計や雇用を底上げし、消費を活性化させて強い経済を取り戻すとしている。街頭でのビラ配りは、政治家を志した40年近く前から続けている。民主党政権で1年余り総理大臣を務めた野田代表。今回の選挙は与党を過半数割れに追い込む絶好の機会だと見ている。野田代表は「総理を辞めてからは泥の中に潜ってしまったドジョウだったが、ここは十数年に一回政権が取れるかもしれないチャンス。今度は岩盤に爪立ててでも這い上がっていって政権取りに行きたい」と述べた。