ゆうがたサテライト (ニュース)
アメリカのトランプ大統領がUSTR=アメリカ通商代表部の代表に指名したジェミソン・グリア氏は6日、全世界からの輸入品に関する一律関税について検討すべきとの考えを示した。グリア氏は6日、議会上院の公聴会に出席し、アメリカの貿易赤字は労働者や輸出業者、製造業にとって大きな問題だと指摘した。その上で、「貿易赤字と製造業の空洞化を改善するために一律関税を研究し、検討すべきだ」と主張した。また、対中強硬派で知られるグリア氏は中国とはバランスを取れた関係を築く必要があるとしつつも、「中国の過剰生産はアメリカの産業衰退の大きな要因であり、是正する必要がある」と強調した。