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福岡県うきは市に、従業員の平均年齢81.5歳の会社「うきはの宝」がある。通称、おばあちゃんビジネス。主力商品は60日間熟成させた干し芋。「蜜な干し芋」は県知事賞を受賞したこともあり、年間1000万円を売り上げる。社長は「年金だけでは苦しい」というお年寄りの声に応えて会社を立ち上げた。おばあちゃんビジネスの成功を耳にしたスタンフォード大学の教授が視察に訪れた。教授は従業員たちが「生きがい」という言葉を多く口にしていたことに注目した。日本以外ではあまり見られない言葉だという。「うきはの宝」では、おばあちゃんに仕事をお願いするだけでなく、おばあちゃんからアイデアを募って新たなヒット商品を次々と生み出している。「生きがい」以外にも他国語に訳しづらい日本の言葉として「ピンピンコロリ」があり、教授の通訳を苦しませた。