グッド!モーニング けさ知っておきたい!NEWS検定
トランプ大統領は今月9日、相互関税の上乗せ分について発動からわずか半日余りで90日間停止すると発表した。この判断の背景の1つに米国債の急落があるとされる。米国債は一般的に安全資産とされ、経済危機の場合は買いが進むとされるが、今回は売りが進んだ。専門家によると、株も米国債も売却されるのは異常事態だという。米国債のさらなる急落を恐れた投資家が「早く現金化したい」という思いで売却に走ったのではないかとみられている。そんな中、FOXニュースの記者が大手資産運用会社から聞いた話として「日本が米国債を売却していた」と伝えている。日本はアメリカを除く世界各国の中で最も多く米国債を保有している。ただ専門家は日銀等が米国債を売るのはトランプ政権に喧嘩を売る行為のため売却は考えにくいとしている。専門家はFOXニュースの記者の話について真偽のほどは分からないとした上で、今後は世界で2番目に米国債を保有している中国が関税合戦の一環として売却する可能性もあり、米国債の下落及び金融危機のリスクは続いているなどと懸念を示した。