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米国のIT大手グーグルは小型モジュール炉「SMR」開発を手がける米国の企業カイロスパワーから電力を調達する契約を結んだと発表した。2030年までに原子炉を稼働し、2035年にかけて追加配備する計画。IT大手ではマイクロソフトがスリーマイル島原発から電力の供給を受けることが明らかになったほか、アマゾンも原発の電力調達を決めている。背景にはAIの利用拡大でデータセンターの電力使用量が急速に増えていることがある。米国では2023年〜2030年の間に電力使用量が約3倍になるとの予測がある。政府もデータセンターは人口減少や省エネで続いてきた電力需要が減少するトレンドが変わる要因になると見ている。