報道ステーション (ニュース)
全国戦没者追悼式、総理の式辞には13年ぶりに「反省」という言葉が盛り込まれた。石破総理はあの戦争の反省と教訓を今あらためて深く胸に刻まねばなりませんと述べた。反省することから始めなければ教訓を導き出すことは出来ないという思いが込められているという。天皇陛下のお言葉にも新たに加わった表現がある。陛下は、戦中、戦後の苦難を今後とも語り継ぎ私たち皆で心を合わせ、将来にわたって平和と人々の幸せを希求し続けていくことを心から願いますと述べられた。当事者による継承は年々難しくなっている現実がある。高齢化などにより、戦没者の配偶者は参加していない。日本遺族会の会員はこの6年で4割減る。
語り部の吉田由美子さんは3歳の時に東京大空襲で両親と妹を亡くし戦災孤児となる。ひたすら孤独と向き合う80年だったという。吉田弓美子さんは孤児っていう肩書ですけど長い道のり。長くちゃいけない。親を亡くした子どもって残酷、それは感じる。命がもつまで頑張ってみようかなと述べた。伊藤早苗さんは4世代での追悼式参加。広島大学附属高校・河田さんは、平和とは何も起きていないことではなく、誰かが過去を知り今を見つめ、次の誰かに伝えるからこそ成り立っているものだと私は思いますと述べた。
