モーサテ きょうの経済視点
谷さんはきょうの経済視点に「THE ART OF THE DEAL」と挙げ、「1987年にトランプさんが執筆してベストセラーになった本をタイトルにさせていただいた。トランプさんが引き出そうとしているのはディールなんです。高い関税を課すと脅していて、実際に施策として出てくるものもあるとは思うが、本当にそんなひどいことになるのか?とちょっと疑ってみている。ウォルシュ元FRB理事を財務長官にという報道が出ている。ウォルシュ元理事はトランプさんが『パウエルさんをFRB議長にしようかウォルシュさんにしようか』と言ってウォルシュさんではなくパウエルさんにしたというほどの方。こんなにまともな方を財務長官にするのにそんなにメチャクチャなことをするのか?と考えると、やはり実際は言われているよりずっと穏健というか、マイルドな政策になるんじゃないかと思っている」などと話した。
井出さんは経済視点に「ボラティリティの上昇」と挙げ、「谷さんがいうようにマイルドになってくれれば良いが、実際には政権発足後はもっとボラティリティが上がるかもしれないと思っている。トランプさんは2回目の大統領なのでスタートダッシュでいく。しかも今回が最後なので、前半の2年間でやりたいことをとことんやるかも知れないという警戒も持っていく必要があるかもしれない。短期思考の投資家と長期思考の投資家で対応は分かれると思う。短期の投資家はどんなボールが飛んでくるかわからないので、飛んできたボールを一つずつ丁寧に打ち返す。いずれにしても打率は下がると思う。一方、長期の投資家はボラティリティが上がっても恐れる必要はなく、味方につける。積立投資なら淡々と機械的に続ければ良いと思う」などと話した。