ワールドビジネスサテライト The 追跡
春闘の今後の焦点は中小企業の賃上げ率アップや賃上げの定着。その実現に向けて国や企業、それぞれで取り組みが進んでいる。12日、東京・中央区で金属労協は賃上げを要求した53組合のうち33組合が違う満額か、それ以上の回答を得た。トヨタ、スバルに言及。金属労協・金子晃浩議長は「人材確保の観点からも水準を上げていかなければ」。一方で価格転嫁が進まず賃上げの原資を作りにくい中小企業については「価格転嫁を含めた適正取引を実感として手応えを感じるところまで浸透させていきたい」とコメント。価格転嫁による賃上げをいかに実現するか中小企業庁が毎週のように行っているのが価格交渉講習会。中小企業診断士・内田啓一は価格交渉を成功させるポイントは付加価値を高めることだと話す。