坂上どうぶつ王国 (凶暴ワンコ大激変2時間SP)
咬傷犬は咬んで人に危害を加えるおそれのある犬。譲渡が難しく殺処分の対象となる場合もある。咬傷犬を専門に保護している齊藤さんは、これまで100匹以上の咬傷犬を世話してきた。柴犬の信を保護し、保護施設わんずふりーに迎え入れた。保護2日目に先住犬との合流を果たしたが孤立してしまい、環境になれるまで小型犬と暮らすことになった。ファミリーを従えるボスぽん太、小さいのに怖いもの知らずの田吾作など、信は個性あふれるメンバーと共同生活をしていた。齊藤さんは1か月かけて人が近くにいる環境に慣れてもらい、信の方から近づいてくれるのを待った。自分から近寄ってくれるようになると隔離し、去勢手術をしていない信に薬を飲む練習をさせた。咬傷犬の去勢手術は、関わる人の安全のため鎮静剤を飲ませることが必須。精巣を取り除くと男性ホルモンが低下し、オス犬の凶暴性が減少する可能性もある。保護50日目に手術をすることになったが、鎮静剤は飲んでもらえなかった。
