池上彰の激動!世界情勢SP (池上彰の激動!世界情勢SP)
米中の対立が深まった場合の最悪のシナリオをみてきた。最悪にしないためにはどうすべきか。国内では製造していなかった薬の原料を新たに作り始めた企業など未来へ向けた動きを取材。抗菌薬の国産化に立ち上がった企業がMeiji Seika ファルマやSHIONOGIグループ。かつてMeiji Seika ファルマは抗菌薬を製造していたが、撤退した過去がある。その理由は薬価だった。政府は増え続ける医療費を減らすため、一部の薬の値段を下げた。その結果、低コストで生産できる中国に依存するようになったという。2022年経済安全保障推進法に基づき、抗菌薬を特定重要物資に指定。国からの支援を受け、2023年に抗菌薬の国産化を目指し、ペニシリン製造の実験が始まった。設備が残っていたことと技術者もいたことでギリギリのタイミングだったという。去年、31年ぶりにペニシリン系抗菌薬の原料の製造に成功。2030年度中に国産抗菌薬の安定供給を目指す。また、輸入制限がかかっている化学肥料を使わない農業に取り組む地域もある。住みたい田舎ベストランキング1位の千葉県いすみ市。ここで市をあげて育てているのが、有機米。学校給食にも使われている。取り組みから10年。循環型農業を実践した自治体として実を結んでいる。
