サンデーLIVE!! ヒライシ未来視点
神奈川県・川崎市の「川崎キングスカイフロント東急REIホテル」は世界初の水素ホテルとして知られていて、館内の20%の電力を水素燃料電池で賄っている。水素はホテル付近の化学メーカー レゾナックの工場から供給されていて、この水素は全国から集めたプラスチックごみから生成している。集めたプラスチックごみは機械で細かく破砕し、異物を取り除いて成形する。成形したプラスチックは熱分解炉で水素を取り出し、パイプでタンクに運んで貯蔵する。タンクの水素は地下パイプラインで地域の工場などに供給し、東急REIホテルにもパイプラインで水素が送られている。東急REIホテルでは水素燃料電池の電力でリーフレタスのスピード栽培を行っていて、近所の小中学生を招待してレタスの収穫体験を行うこともある。このリーフレタスは土日限定の朝食で利用客に振る舞われている。