クローズアップ現代 #5056 自民・高市新総裁 連立は?政策のゆくえは?
高市氏が総裁になったことで協議が活発化しそうなのは国民民主党。麻生さんは岸田政権当時、国民民主党との連携を模索した経緯もあり榛葉さんとは気脈を通じている。国民民主党内では一足飛びに連立政権というのはハードルが高いという意見が根強くある。まずは公明党含めた3党で合意しているガソリン税の暫定税率廃止、年収の壁の引き上げに本気で自民党が取り組むのかを注視すると思われる。一方、党内での機運後退がうかがえるのは日本維新の会。維新の会との間では菅副総裁がパイプ役とされてきたが、菅氏が支援した小泉氏が総裁選に敗れた。また、積極財政などの主張が高市氏に近い参政党は協力は惜しまないとしつつも連立に入ることは否定している。麻生氏、鈴木俊一氏は財政規律を重視していて、国民民主党が政策的に折り合えるか難しい。国民民主党が連立入りするとSNSの支持が剥がれてしまう可能性があるという。高市氏の物価高対策は現金給付は実施しない、給付付き税額控除は制度設計に時間がかかるとしている。今後の政治日程を紹介した。