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茨城県ひたちなか市の第三セクター・ひたちなか海浜鉄道は年間200万人前後が訪れる国営ひたち海浜公園方面への3.1キロの区間で延伸工事を2段階に分けて行う方針。このうち今の終点の阿字ヶ浦駅から公園の南口付近までの1.4キロの先行開業区間について、国土交通省が工事の認可をしたことが関係者への取材で分かった。これによって用地の取得や工事を進める環境が整ったことになる。事業費は59億円余りで、海浜鉄道側が18億円、自治体側が41億円余りを負担することにしていて、国の補助金も活用して延伸事業を進める方針。厳しい経営環境が続く地方鉄道の延伸は極めて珍しく、海浜鉄道などは早ければ2030年の開業を目指している。また公園の西口付近までの第2期の延伸については、工事を申請するか2030年3月末までに判断することにしている。