イット! しらべてみたら
最初に訪れたのは千葉県香取市にある築30年の2階建ての一軒家。業者がまず向かったのは床下。床板の一部がボロボロになっている箇所や、今にも崩れそうなほどボロボロになった木材が。原因はシロアリで、湿度が高くなる梅雨から夏の時期に活発化し被害が集中するという。シロアリは日当たりが悪く湿気が多い家の北側を好むという。この家もシロアリ被害が北側の台所とお風呂場に集中していた。被害状況を確認したら駆除作業を開始。木材に穴を開けていき中に殺虫・防虫効果のある薬剤を注入、薬剤が浸透するよう栓を打ち込む。さらにその後家全体に薬剤を散布し作業終了。こちらの家の場合、被害が大きくなる前に駆除できたため補強工事などは必要なかったが、シロアリ被害は初期段階で気づきにくい。気づかず放置していると建物の強度にも問題が出てくる。対策としては換気口を物でふさがないようにする。通気性を良くするため換気扇の設置などが効果的だという。今回シロアリ駆除にかかった費用は85万円(換気扇代35万円)。防虫剤の効果は徐々に弱まっていくため5年に1度程度の定期的な点検が重要となる。