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VR映像のモデルとなった証言を行った兒玉さんは5年前に亡くなる直前まで被爆の証言を続けてきた。12歳のときに爆心地から850mほど離れた中学校で被爆し、中学校では288人の同級生を失った。自分だけが生き残ったことが申し訳ないという気持ちだったと振り返っている。同級生のケガの詳細や発せられた言葉が記録されていて、美術を学ぶ学生に被爆の苦しみを伝えて描いてもらい添削する活動も行った。兒玉さんが衝撃的だったというのはプールでの出来事だといい、真っ赤に焼けた体を癒やすように浮いてしまっていた人も多くいるプールに入っていった様子だという。映像は映画メイクや特殊メイクの専門家とともに当時の映像を再現し、その姿を特殊なカメラで撮影してCGと合成する方法で作られている。