ワールドビジネスサテライト (ニュース)
東京都豊島区の池袋駅に近い路地裏に、神戸発の「かつ丼 吉兵衛」がオープンする。そばつゆベースの甘すぎない出汁と卵でとじた、シンプルなカツ丼が看板商品。火が8割通った状態で予熱を利用することで、固くなりすぎず柔らかい噛み応えになるという。2代目の上林守社長は、東京進出の理由について「父が磨き込んできたカツ丼の味や思いを広げたい」などと語った。吉兵衛は1979年に神戸三宮で上林社長の父・勉さんが創業し、行列が絶えない人気店だった。2代目の守さんは経営者の道を選択し、現在神戸を中心に7店舗まで拡大した。カツ丼の種類は6に増え、季節限定商品や定食なども揃え関東での店舗拡大を目指す。フードジャーナリストの山路力也氏は「既存のカツ丼とは違うと打ち出せれば、十分勝算はあるのではないか」などとコメントした。