ノンストップ! (エンタメ情報)
おとといから伊勢丹新宿店で、俳優・浅野忠信の個展が開催され、およそ200点のアート作品が展示されている。浅野さんは米国ゴールデングローブ賞で作品賞4冠に輝いた、真田広之主演ドラマ「SHOGUN」に出演。自身も助演男優賞を受賞し話題になった。浅野さんはクールで個性的な役どころの印象が強いが、手掛けた作品は色彩豊かで個性が溢れている。「ビールを飲む人」は油絵でダイナミックに描いた作品。人物の影も丁寧に描かれている。カラフルな色彩で特徴を良くとらえた自画像や、やわらかい筆遣いが印象的なポップな花々など、バリエーションは様々。浅野さんが毎日絵を描くほど没頭する理由は、俳優とのつながりがある。何かを吐き出したい時、本能の赴くままに描きたいものを描くのが浅野流。縦135センチ×横132センチのキャンパスには自身の自画像を描いた。屋上のような場所で打楽器を叩く様子が描かれている。ドローイングと呼ばれる単色の鉛筆などで描く手法を用いた作品は、ゾンビをモチーフにしている。絵のタッチ、使われている画材は様々な。超巨大キャンパスに描かれた猫は、渋谷にある猫カフェの猫を描いた。別の自画像は型にはまらない浅野さんならではの自由気ままに描いた。裸婦を描いた作品は、カナダでの「SHOGUN」撮影中、気持ちをリセットするために描いた作品。その時々の潜在的な気持ちを閉じ込めた作品は、自由な発想と共に、タイトルがつけられていない。浅野流ライフワークは俳優を続ける上でも、重要な原動力のひとつになっている。浅野さんが出演する映画「レイブンズ」は、芸術と愛を追い求めるダークなラブストーリー。浅野さんは実在した天才写真家を演じている。寺島しのぶ出演舞台「リンス・リピート−そして、再び繰り返す−」の告知をした。