Nスタ (ニュース)
今朝、岐阜県高山市で見られたのは真冬の絶景・ダイヤモンドダスト。空気中の水蒸気が凍りつくこの現象。今シーズン一番の冷え込みで、最低気温が氷点下12.9℃まで下がった。冬の風物詩は神奈川県茅ヶ崎市の海岸でも。小田原市や藤沢市でも今朝は氷点下となり、今季最低となった。あさって日曜日から翌月曜日にかけ、東日本〜西日本の日本海側で、山地を中心に警報級の大雪となる可能性があるとして、先ほど国土交通省は不要不急の外出を控えるよう呼びかけた。寒い時期に欠かせないストーブに使う灯油がピンチを迎えている。名古屋市で灯油を巡回販売する会社では、政府の補助金の減額を受け、昨日、灯油を1リットル当たり約5円値上げした。来月からは追加で約3円上げることも検討している。値上がりの影響は温泉施設にも。福島県相馬市にある温泉では、30℃ほどの源泉を、灯油を使って41℃前後に温めている。オープンした10年前は1リットル当たり50円台だったが、灯油の価格は年々上がり、いまや2倍に。そこに追い打ちをかけるように補助金の減額。灯油が1リットル当たり10円値上がりすると、温泉施設の1か月の灯油代は約13万円上がることに。来月には入場料の値上げも考えざるを得ないと話す。クリーニング店も値上がりに頭を悩ませている。衣服の集配で使う車のガソリン代の高騰。更にドライクリーニングに使う溶剤や、服をつるすハンガー、ホコリよけのカバーなども石油由来の製品。ハンガーを客から回収したり、ドライクリーニングの溶剤を再利用したりとコストカットしているが、来月から5〜10%の値上げを決めた。値上げの波が広がっている。