歴史探偵 (歴史探偵)
「豊臣兄弟!」で市は小豆袋を織田信長のもとへ送った。だが、時代考証を務める黒田基樹氏によると、戦端が開かれると、姫と実家とのやり取りは禁止される。市は兄と夫の戦いをみているしかなかった。信長は挟撃の危機を回避し、撤退に成功。1570年、姉川の戦いで朝倉・浅井の連合軍を撃破する。長政は何故、朝倉義景と手を組んだのか。小和田名誉教授によると、長政は信長と対等な同盟関係を結んだ意識があった。だが、信長は六角氏の領地を自らの勢力圏とし、長政に与えることもなかった。長政からすれば、おもしろくないという。市は長政から離縁されることはなく、屋敷の周辺には敵が侵入してこないよう堀が築かれていた。姉川の戦いから3年後、市は三女を出産。同年、織田軍が総攻撃をかけ、小谷城は落城した。長政は市と娘たちを信長のもとに送り届け、自刃する。9年後、市は柴田勝家と再婚するも、翌年に秀吉によって攻められて命を落とした。市の長女、茶々はのちに豊臣秀吉の側室となる。
