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賃貸住宅の原状回復でトラブルになった若者からの相談が寄せられている。契約時に家賃1ヵ月分の敷金を支払っていたAさん。賃貸契約書の特約で退去時にハウスクリーニング代40000円を借り主が負担すると記載された物件。引越し当日、管理会社の立ち会いなしで引越しを終えたAさん。しかし後日、ハウスクリーニング代4万円・クロス張替費用5万5000円で合計9万5000円の費用負担を求められる。敷金7万8000円で精算し足りない1万7000円が追加請求された。クロス張替費用の負担に納得できずAさんは消費生活センターに相談することにした。相談員からの助言を受けてAさんは管理会社と交渉しクロスは経年変化であることが認められてハウスクリーニング代のみの負担となった。その結果、3万8000円がAさんの元に戻ってきた。退去時の立ち会いが不要の場合は物件の状態を写真など記録に残しておくと良い。特約を理解しておくことが大切で、また入居時の物件の状態を写真などで記録しておくと良い。東京都消費生活総合センター では3月10日・11日に若者のトラブル110番を実施する。
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