クローズアップ現代 #5149 最新報告 福岡県議会で何が?~“金銭授受疑惑”の深層~
議長のポストを巡る金銭授受は長年の慣例だったという証言がある。これまで声が上がってこなかったのは、議会内で力の強い自民党県議団が中心に、他会派も含め大部分がまとめ上げられていて、寒冷を破ることがそれだけ難しかったと思われる。自民党そ離れた吉松県議が今回証言したが、県議団の主流派・非主流派の権力争いとみる向きもある。今回金銭授受を否定している藏内勇夫議長と中尾正幸前副議長はいずれもインタビューに応じなかった。大正大学・江藤教授は、福岡県議会の議長ポストは1年交代。法律上は4年だが、他の議会でも1年や1年未満というところがあるという。内部の調整が事前に行われているということ。県議は議長選挙の投票権があるため、議長ポストを得るため金銭のやり取りをしていたら、贈収賄の罪に問われる可能性があると専門家は指摘。一方で、議長ポストが対価だったのかを立証するのは非常に難しいとも指摘される。今回証言した吉松県議のケースについて、仮にこれが事実であったとしても、収賄の時効が過ぎているものとみられる。議会は外部の有識者による調査を行う方針。江藤教授は、時効になってない事件もあるかを検察が入りながらやるべきだという。まずは議会なので議会がどういう対応をするかを着目しておきたいという。議会には百条調査権があり、強い権限があり正当な理由無く証言を拒否するなどすると罰則もある。ただ議員だけでやるため信用できないところがあるという。議会側にも日弁連のガイドラインに沿った第三者委員会が必要だとした。だが多くは議員がやりたくないというのがあり、時間がないなどとやる気のないことを示している。県議会内部からも実態解明を求める声が上がっている。
