連続テレビ小説「虎に翼」 清永解説委員が深堀り解説/連続テレビ小説「虎に翼」 深堀り解説 尊属殺人の裁判/連続テレビ小説「虎に翼」 深堀り解説 尊属殺人の裁判の判決/連続テレビ小説「虎に翼」 深堀り解説 判例変更/連続テレビ小説「虎に翼」 清永解説委員への質問&感想

2024年9月25日放送 16:39 - 16:51 NHK総合
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連続テレビ小説「虎に翼」が最終回を迎える。最終週は最高裁・大法廷での裁判の判決を題材としていて、松山ケンイチ演じる桂場等一郎は尊属殺人をさばく様子が見られる。尊属殺人は過去の存在であり家族である直系尊属を殺したものに死刑または無期懲役の判決を下すというものとなっている。道徳から敬うべき親などを守ることがある。斧ヶ岳美位子のモデルとなった史実の女性も尊属殺人を行った女性も起訴された2日後に保釈されていた。史実では大貫大八さんと息子の正一さん親子が弁護にあたっていて、大八さんががんで倒れると正一さんは1人で弁護を行っていった。大貫さん親子は金の代わりにじゃがいもを受け取ることでお金のない人たちのために弁護を行っていたという。そして、ドラマでは桂場が「尊属殺人の規定はあまりに重すぎて憲法14条に違反する」と判決を下し尊属殺人の違憲を指摘しているが、史実でも女性は尊属殺人が重罪とされてきた中で執行猶予付きの判決を受けることとなった。尊属殺人をめぐっては、昭和25年は15人の判事のうち穂高重親のモデルである穂積重遠判事ら2人しか違憲と判断していなかったが、昭和48年に同様の事件が起きると合憲1・違憲14と時代が変わるにつれて判事の判断も変わっていった。婚外子相続差別をめぐっても平成7年時点では合憲10・違憲5と判断されていたが、平成25年には合憲0・違憲14・除外1と時代が変わるにつれて憲法の価値観も変わっていく様子が見られる。また、原爆投下を巡る裁判をめぐっては、史実でも原爆投下が国際法に違反すると判断した対応は三淵嘉子さんの元にも割り振られたが史実では順番に事件が割り振られることから偶然のことだったのではないかという。史実では8年に及ぶ原爆裁判の結審後に三淵さんは家庭裁判所へと移動したが、判決文は結審時の裁判官が判決文を書く事となっていることから判決文には名を連ねている。また、「虎に翼」の最終回が放送された後である30日には清永さんによるさらなる解説が行われる。


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