イット! (ニュース)
全国の信号機は約21万基。そのうち耐用年数の19年を超えているのが4万9000基。この5年間で全国で11基が老朽化で倒壊している。警察庁は去年から5年かけ過疎化などで不要となった地域の信号機4200基以上を撤去する計画を実施中。昨年度全国で撤去された数は679基にのぼる。老朽化の原因は更新に必要なお金。費用は都道府県警察の予算で行われる。信号機を動かす信号制御器の更新で100万円~300万円。少子高齢化などで予算が逼迫している都道府県では更新時期を先送りにしている。静岡県では去年、信号機の倒壊が2件発生した。警察庁は全都道府県警察に不要な信号機の撤去と必要な信号機の更新に予算を充て交通インフラを維持するよう指示している。