報道ステーション (スポーツニュース)
ピッチクロックはピッチャーやバッターに時間制限を設けるルールで、3年前からMLBが導入し韓国や台湾でもすでに適用されている。今回のWBCでも導入され、NPBの選手たちには不慣れなものだった。WBCを戦った捕手の中村悠平は「初めはものすごく違和感があった。日本の選手は慣れていなかった人もいて、早く早くと打席に入ったり投球をしようとしている投手もいた」などと語った。事実WBCでは日本の複数の選手がピッチクロック違反を取られるなど、不慣れな環境下でペースを乱されることもあった。
そもそもMLBがピッチクロック導入に踏み切った理由は、野球ファン減少の危機感から。試合が長すぎて飽きてしまうとの議論のもと、時間短縮を目指したものだった。実際にメジャーの平均試合時間は劇的に短縮し、導入前よりも約25分短くなってる。一方でピッチクロックが導入されていない日本のプロ野球は、平均試合時間が3時間を超えている。WBC日本代表の高橋宏斗は「ピッチクロックをやった方がいい。ファンにとっても選手にとってもメリットが大きくある。国際大会で勝ちたい」などと語った。
選手からは導入への期待感が高まる一方、日本のプロ野球はいま観客動員数が絶好調。ここ2年間は史上最多を更新し続けており、ファン離れが進んでいたメジャーリーグとは事情が異なる。球団の売上に影響する可能性もあり、西武ライオンズでは試合終了が早い試合では飲食の売上が下がる傾向にあるという。ファンからは「WBCはテンポが良くて見やすかった」「世界と戦うにはやったらいい」「投手は投げにくくなる」「間の勝負が一つの見どころ」など様々な意見が聞かれた。来年にはロス五輪の予選があり、いま日本野球が直面している問題について大谷は「世界で勝ちたいなら導入するべき。我々は我々の野球をするんだと思うなら別に変える必要はない」などと言葉にした。
