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イスラム組織ハマスがガザ地区での停戦合意に基づいて返還した1人の遺体について、イスラエル側が人質ではなく別人のものだったと反発を強める中、ハマスは調査を進めると発表し、恒久的な停戦に向け協議を進めたい考えを改めて示した。イスラエルとハマスとの間の6週間の停戦合意に基づき、ハマスは予定されている33人のうち19人の人質を解放していて、20日には4人の遺体を返還した。ただイスラエル軍はこのうち1人の遺体が人質のものではないと発表し、イスラエル側はハマスによる重大な合意違反だとして反発を強めている。これについてハマスは21日声明を発表し、“イスラエル軍の空爆によって人質と同じ場所にいたパレスチナ人の遺体と取り違えた可能性もある”などとし、“合意違反をするつもりも遺体を留め置くつもりもない”として調査を進めると発表した。ハマス側は停戦の期限が迫る中、恒久的な停戦に向け協議を進めたい考えを改めて示していて、今後のイスラエル側の対応が焦点となる。