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都議会第1党だった自民党が過去最低の議席数となった。小池都政を後押しする立場の都民ファースト・自民・公明の知事与党は今回も引き続き過半数を獲得したが、党によって明暗が分かれた。都議会1党となったのは31議席を獲得した都民ファーストの会でこれまで第1党だった自民党は30あった議席を21に減らす大敗となった。一方でこれまで議席が0だった国民民主党が9議席、参政党が3議席を獲得している。投票に際して有権者が重視した問題について日本テレビと読売新聞が調査すると「物価高・賃上げ」が33%と最も多かった。重視した人の投票先は自民と都民ファーストが18%で同率だった。都議会自民党の政治とカネの問題を投票の判断材料にしたかどうか調査するとしなかったと回答した人が54%だった。
自民党支持者の投票先は自民党が54.2%で、都民ファーストに16.2%だった。今回の選挙戦で自民党は発信力のある小泉農水大臣を選挙区に投入して応援に回ったほか、選挙戦の最終盤では電話作戦を行った。去年の都知事選で注目された石丸伸二氏率いる再生の道は議席獲得にならなかった。都知事選で石丸氏に投票した人で今回再生の道に投票した人は3割程度にとどまった。国民民主党は初めての議席獲得となった。参政党も初の議席獲得となった。日本維新の会は議席を失った。参政党候補に投票した人の日頃の支持政党は無党派層が11%いたとのこと。