野村萬斎(59)狂言より「かっこよさ」憧れた青年期

2025年8月25日放送 10:11 - 10:18 フジテレビ
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父で人間国宝の狂言師・野村万作さんを追ったドキュメンタリー映画「六つの顔」に出演し、監修も務めている野村萬斎さんは「90年間この道を進み極めた父であるけど、そういう人間の物語を見るということは皆さんにとっても人生を考えるきっかけになれるんじゃないかな」と話した。萬斎さんは1966年、江戸時代から続く狂言師の家系・野村家の長男として誕生。初舞台は3歳の頃。萬斎さんは「学校から帰ってくるとまず稽古と言われてしまう。その稽古が今で言うと“プログラミング”。つまり“型にはめる”。正確無比な誤作動しないプログラミングをされる」と話した。型にはめられるのが面白くなかったという少年時代。かっこよさが全てだったという高校時代は狂言よりロックやヘビメタに夢中だった。それでも17歳の時、自らの意思で狂言師を目指したきっかけは世界的スターのマイケル・ジャクソン。萬斎さんは「家業だから継ぐというよりも、家業を背負いつつ現代社会に切り込まないと我々生き永らえない。映画や舞台やいろんなジャンルがある中で、狂言をあえて見にきていただくためにはどうしたらいいかをずっと考えてる」と話した。
狂言を見てもらうきっかけ作りのため、萬斎さんは映画やドラマ、舞台演出など様々なジャンルにも活躍の場を広げてきた。萬斎さんは「違う人とキャッチボールしてみたい。狂言で培った技術をいろんなジャンルで使ってみたい」と話した。今年3月にはスポーツ界ともコラボ。プロフィギュアスケーター・羽生結弦さんとアイスショーでの共演も果たした。2018年、羽生さんは平昌五輪で金メダルに輝いた際の演技は24年前、萬斎さんが主演した映画「陰陽師」がテーマとなっている。伝統芸能を守りながらも広める中で、萬斎さんが狂言師として大切にしている人間国宝の父・万作さんからの教えを明かした。萬斎さんは「狂言は『美しくあれ』というのが父の教え。狂言自体は非常に笑いを扱っているので、必ずそこに美的感覚を失わないことを非常に強く言っている。狂言自体は昔からやってるものだから敷居を高く感じるかもしれないけど、基本的にはシチュエーションコメディー。何百年も人に親しまれてきて笑いを頂戴してきた。皆さん恐れることはない」と話した。


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