- 出演者
- 成田悠輔 野村万作
今回は狂言師の野村万作を迎えトークをする。
オープニング映像。
野村万作は普段の暮らしぶりについて、玄人、素人の弟子、自分の稽古をするなど様々だと答えた。また難しい役を最新作でするにあたり、息子の野村萬斎に相談したら台本をみながらやればいいと言われたと答えた。また野村は狂言について喜劇と答え。254曲のレパートリーがあり、4分3は観客を笑わせるものだと答えた。また喜劇を単なる笑いではなくもう一つ上の段階にもっていきたいと努力してきたという。また洗練された表現が詰まっている作品は?に野村は釣狐と答え1時間15分の狂言だという。狐が僧に化けて登場するが、体力的に大変な公演だというは自身は何度も挑戦したという。体力をつけるために階段をのぼりおりし、公園で縄跳びを300回したと答えた。
また狂言について人も動物も一つの舞台でいくつも演じるということに野村は贅沢で難しいと答えた。動物によっても歩き方一つにこだわっていると語った。また長年演じることで作品の解釈は変わる?について野村は親がいなくなってから自分の作品をどうしようか考えていたという。中でも狂言の「川上」という作品ではセリフだけだったところを自分で動きをつけたと答えた。また狂言が映像化したことで新たな発見は?についてお堂に座って拝んでいる人間を後ろから撮影している箇所があり、面白いシーンだと思ったと答えた。
「未来の狂言」はどうなっている?に野村はAIアバターとして自身の狂言が残ることについては残すという精神はいいが、残ってしまうのは違うと答えた。成田は最後に最後に狂言をするなら?と質問した。
「最後の狂言」は何を演じたい?に野村は実力が露呈する釣狐を着物と袴で演じたいと答えた。
- キーワード
- 釣狐