野球ができてよかった 〜東京・青鳥特別支援学校の挑戦〜

2024年10月6日放送 16:11 - 16:38 NHK総合
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青鳥特別支援学校ではベースボール部が昨年に新設され、白子悠樹主将ら6人の部員は新入生に加入を呼びかけた。白子主将は中学校で野球部に入ることを楽しみにしていたが、「危ないからやめろ」と言われて断念。百人一首部に在籍した。ベースボール部では6人が入部し、久保田浩司監督はベースを踏む位置に目印をつけるなど、分かりやすい指導を心がける。監督はベースボール部を作ることに躊躇があったが、1年だった白子主将が「硬式野球やりたいです」と言い、思いを汲み取らねば教員じゃないと思い至ったという。
2年生の後藤浩太さんは大谷翔平に憧れていて、状況に応じて指示を出す捕手に任命された。マルチタスクを苦手とするが、ポジティブ思考を意識する。小さい頃から児童養護施設で暮らすなか、特別支援学校に通っていることを共に暮らす子どもたちに秘していた。知的障害を抱えていることに引け目を感じるという。また、白子主将は手足の筋肉が徐々に萎縮する難病を抱え、体を思うように動かすことができない。守備では新入生たちに差をつけられ、攻撃でチームに貢献したいとバットを振り続ける。高校最後の夏、主将は「みんなが笑って終われる最後にしたい」と話す。
西東京大会初戦、青鳥特別支援学校は東村山西と対戦。先発から外れた白子主将は声がけを重視した。チームは初回に11失点し、暑さのなかで後藤さんが沈黙するなか、施設に暮らす子供たちが応援に駆けつけた。5回裏、監督からの指示で白子主将が代打に。両親が見守るなか、三振に倒れた。コールド負けで終わった試合後、白子主将は「全員で頑張ったと思います」と吐露。3年生は引退し、新チームが始動。後藤さんは副キャプテンとなり、就職を目指す白子さんは校内のカフェで接客を学んでいる。野球を通して、自分はやれるという自信を培うことができたといい、「野球ができて良かった」と語った。


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