- 出演者
- 船木正人 江原啓一郎 宮崎あずさ 黒田菜月
オープニング映像とオープニングの挨拶。
茨城県大子町の袋田の滝は例年、滝の凍結が見られるのは2月上旬ごろまでだが、マイナス5度以下まで冷え込み、けさは1割程度凍っていた。きょう日中の最高気温は群馬県草津町でマイナス6.8度、栃木県奥日光でマイナス5.6度、さいたま市で7.7度、東京の都心で8.9度などだった。群馬県みなかみ町では大粒の雪が舞っていて見通しが非常に悪く、きょうも雪との戦いが続いた。午後5時の積雪は群馬県みなかみ町で1メートル53センチ、群馬県草津町で88センチ、栃木県那須高原で26センチなどに達している。強い寒気はあすの明け方にかけて流れ込み、山沿いを中心に大雪となるところがある見込み。あす夕方までの24時間に降る雪の量は多いところで群馬県で50センチ、栃木県で20センチと予想されている。さらに週明けにかけて冬型の気圧配置が続くため積雪は今後も増えるおそれがある。気象庁は積雪や路面の凍結による交通への影響や雪崩に十分注意するよう呼びかけている。
きょう東京都議会の定例会が開会し、一般会計の総額で過去最大の9兆1580億円となる新年度2025年度の当初予算案などが提出された。第1子の保育料の無償化や妊娠時や出産後などでの経済的支援の5万円増額など子育て世帯や若者を支援する取り組みが盛り込まれている。小池都知事は、安心して子どもを産み育てられる社会のインフラを整えることが求められている、子育てにかかる経済的負担に着目した取り組みも強化すると語った。
東京都の新年度予算案で、特に都は子育て支援策に力を入れており関連する予算として5407億円を計上している。都の合計特殊出生率が0.99と全国で唯一1を下回っており、都は進行する少子化の流れをなんとかしたいという思いからこうした施策に取り組もうとしている保育料無償化の対象拡大0歳から18歳まで毎月5000円の給付などのさまざまな支援策がどのように受け止められているのか、都内で30人に聞いてきた。
東京都のさまざまな子育て支援・少子化対策がどのように受け止められているのか、都内で30人に聞いてきた。都の支援策については好意的な声が多く聞かれた一方、さらなる支援の充実を求める声もあった。また仕事の子育ての両立に不安を感じる声も。取材で子どもを望む人が安心して産み育てるために何が必要か30人に尋ねたところ次の3つにまとめることができた。働きながら子育てしやすい環境の整備が15人、そして金銭面の支援が13人、バリアフリーの整備が2人という結果になった。少子化対策にしても子育て支援にしてもそれについては充実しているという声が聞かれた一方でいざ自分が働きながら子育てしやすい環境、キャリアアップを目指していくとなるとまだ課題を、不安を感じている人もいた。また企業側のサポートを求める人もいた。
インタビューに応じてくれたの人の中には企業側のサポートを求める声もあった。都も子育てがしやすい環境整備を進めるためには企業の支援が欠かせないということで仕事と子育ての両立をサポートする先進的な取り組みを行う企業というのを認定している。キャリアサポートを行う都内の会社「QOOLキャリア」では7人の社員全員が子育てをしている。2人1組で同じ業務を担当するバディと呼ばれる制度を2年ほど前から取り入れている。欠員が出た際のカバーが目的だという。取材をしたこの日も1歳の子どもの急な発熱で社員がリモートワークをすることになった。ふだんから取引先のニーズを共有して業務に穴が開かないようにする。
- キーワード
- QOOLキャリア
両立している企業を都が認定するということでこうしたこの企業側でも支援が進むように後押ししていくというのが大切だなというふうに感じた。さらに企業側の支援を広げていくために少子化問題に詳しい立命館大学の筒井淳也教授は「企業のリーダー層は家でサポートをしてくれる人がいる働き方というのを前提に考えていて考えを転換できていない人も多い。誰もが安心して子育てと仕事を両立できるように社員それぞれに家庭があり家庭での責任を果たす必要があるということを念頭に置くべき」と指摘している。東京都は新年度に子育て支援策に関連する予算として5407億円を計上している。企業側を含めた子育て支援の広がりに期待をしながらも都の施策の効果をこれからも注視していきたい。
明日の関東の天気を伝えた。
大リーグでノーヒットノーランも達成し日米通算170勝を挙げた名投手、岩隈久志さんは引退後、みずから中学生の硬式野球チームを立ち上げるなど子どもたちへの野球指導に力を入れている。さらに不定期で特別支援学校の球児を指導しているという。岩隈さんが指導しているのは世田谷区にある青鳥特別支援学校のベースボール部。部員は全員、軽度の知的障害がある。ベースボール部は去年の夏、甲子園を目指す西東京大会に出場した。知的障害がある球児だけでの大会出場は全国でも初めてのことだ。しかし結果は66対0と大敗だった。その試合をニュースで知った岩隈さんが、球児たちの力になりたいと去年10月からボランティアで指導を始めた。今、チームは失点を減らすことを目指している。そのための課題がピッチャーの育成。新しいピッチャー候補の1人、1年生の岩本大志君はどうすれば力強い球が投げられるのか悩んでいた。早速、岩隈さんがアドバイスをする。伝えたのは軸足の置き方について。プレートの向きに対し、斜めに置いていた足の向きを平行にすることで軸足にしっかりと体重が乗り、ボールに力が伝わりやすくなる。実は特別支援学校では硬式野球は危険だと敬遠されることも多くこの学校のように練習ができる場は多くない。岩隈さんは、この学校での指導が障害の有無にかかわらず野球を楽しめる環境が広がるきっかけになればと考えている。この日、最後に伝えたのは基本を大切にしようというメッセージだった。岩隈さんのことばを胸に刻み球児たちはさらなる練習に励みる。ベースボール部は3月、春の都大会予選に挑む。
米の価格高騰や不足は卸売業者にも影響を与えている。自己破産を申請することになったのは宇都宮市平松本町にある米の卸売業者、平石屋吉田商店。明治40年、1907年に創業し創業100年を超える老舗の米の卸売業者で卸売のほか自社での販売も行っていた。弁護士などによると米の価格高騰の影響が広がる中で商品となる米が確保できなくなったことなどから事業継続を断念し近く裁判所へ自己破産を申請することを決めた。最盛期の2004年には年間の売り上げが40億円を超えていたが2010年以降は他社との競合が厳しくなった影響で売り上げが低迷していたということで負債総額は去年8月末の時点でおよそ6億7500万円だった。
昭和20年8月、東京八王子市でアメリカ軍の戦闘機から銃撃を受けた列車に当時40歳だった男性が乗っていて亡くなっていたことが分かり、きょう遺族が現地を訪れ花を手向けた。犠牲者だったと分かったのは現在の東京北区に住んでいた田村米藏さん、当時40歳。田村さんの長女の松本三津子さんと次女の井澗裕子さんが現地を訪れた。列車への銃撃があったのは昭和20年8月5日。国鉄中央本線の新宿発長野行きの列車が現在の東京八王子市でアメリカ軍の戦闘機から機銃掃射を受けた。犠牲者の調査などを行う団体によると乗っていた60人以上が犠牲になったと見られますが今も10人余りは身元が分かっていない。田村さんが犠牲者だと分かったのは先月、慰霊碑に犠牲者の名前が刻まれたことを伝えたNHKのニュースを長女の松本さんが見たことがきっかけだった。母親から聞かされていた父が亡くなった状況と一致すると気が付き、団体に連絡して確認されたという。
30年前の1995年1月17日に発生した阪神・淡路大震災では建物の倒壊や火災が相次ぎ避難生活の長期化などによる災害関連死も含めて6434人が亡くなった。山梨県によると県内の住宅の耐震化率は令和2年度末の時点で推計87.3%と全国平均と同じ程度。このうち甲府市では後継ぎがいなかったり資金が不足していたりして耐震化工事をためらう高齢者が多く耐震化率は県全体より2.5ポイント低い84.8%で県が示した令和7年度末の目標値、95%を達成するのは難しい状況。こうした中、甲府市では耐震診断を行ったもののまだ耐震化工事を行っていない住宅を戸別に訪問する啓発活動を行っている。この日は市の職員が耐震改修工事の費用は最大で125万円の補助が適用されることや工事よりも安価に対策ができる防災ベッドなども補助の対象であることを説明した。耐震化されていない家に住む95歳の男性は家の耐震化は検討していないと話していた。一方、工事中の住宅では耐震診断で倒壊の危険があると判定され甲府市の補助を受けて耐震化の補強を行っている。1か月半ほどかけて柱を金具でつないで補強したり壁全体で家を支えられるよう壁の板を張り替えたりしている。市や県は家の耐震に関して不安があれば、まずは住んでいる市町村に相談し、無料の耐震診断を受けてほしいとしている。
甲府市によると戸別訪問の結果、実際に耐震工事を決めた人もいる。こうした取り組みについて地域防災に詳しい日本大学危機管理学部の秦康範教授に聞いたところ「戸別訪問を行う自治体は多くなく画期的だ。耐震化していない人の背中を押す意味でもよい取り組み」としている。そのうえで「去年の能登半島地震では多くの家屋倒壊し犠牲者が出たと耐震化すれば基本的には揺れから命を守ることができる。住宅全部を耐震化すると費用がかかってしまうので寝室過ごす時間が多い部屋など部分的な耐震化も検討を」と話していた。高齢者にとって負担が大きいという現実がある一方で地震はいつ起きるか分からない。お住まいの自治体に相談するなどしてできるところから備えを進めておいていただきたい。
千葉・花見川区から中継。2月24日の土曜日に千葉市文化センターで「和〜楽しもう鑑賞と体験」という公演が行われるという箏と三絃の教室を紹介。伝統芸能に親しむ会・吉村珠尾さんは、海外の人にも人気がありイベントを通して世界にも広げていきたいと話した。
明日の関東と全国の天気を伝えた。
エンディングの挨拶。このあとはニュース7。備蓄米放出決定も翻弄される現場。
- キーワード
- 備蓄米