- 出演者
- 寺門亜衣子 江原啓一郎 片山美紀 黒田菜月
オープニング映像とオープニングの挨拶。
去年6月の時点で91万トンが全国300余りの倉庫で保管されている政府の備蓄米について、米の価格高騰が続く中、政府は備蓄米をできるだけ早く放出する考えを示している。江藤農林水産大臣はあさって概要を公表することを明らかにした。都内の米販売店の仕入れ価格は先月以降、去年の同じ時期の2倍以上の水準だという。卸売業者からは米の確保そのものが難しくなってきていると伝えられている。店主は備蓄米の放出にあたっては十分な量を出してほしいとしている。備蓄米の放出で米の価格は下がるのか、専門家は短期的にはその可能性があるものの中長期的には今後の米の需給に左右されるという見方を示している。三菱総合研究所・稲垣公雄研究理事は、備蓄米は最終的に1年後には買い戻すと言っているので価格は需要と供給のバランスで決まってくると話した。
医療費が高額になった際に患者の自己負担を抑える高額療養費制度について、厚生労働省はひとつき当たりの負担上限額をことし8月から段階的に引き上げることにしている。この方針について、がん患者らで作る団体などは見直しを求めていて福岡厚生労働大臣はきょう、団体などの代表と面会し長期間治療を続ける患者の経済的負担に配慮した修正案を検討していることを伝えた。高額療養費制度を利用している水戸部裕子さんは7年前、がんを患い最も進行したステージ4の状態と診断された。現在も抗がん剤の治療を続け1錠2万円ほどの薬を3割の自己負担で毎日服用している。制度が見直されると水戸部さんの場合、これまで最大で月に8万円ほどだった医療費の自己負担額が月3万円ほど増えて最終的には最大で11万3400円程度になる見込み。受験を控えている高校生と中学生の息子を持つ水戸部さん。教育にかかる支出が増えている中、薬を飲むたびに家計を圧迫していると申し訳なさを感じている。こうした中、きょうがん患者らで作る団体などは福岡厚生労働大臣と面会団体側は引き上げに反対する13万5000人余りの署名を手渡した。これに対し福岡大臣は長期間治療を続ける患者の経済的負担に配慮した修正案を検討していることを伝え理解を求めたという。
運転手不足が課題となる中、幼稚園や保育園の送迎バスにも影響。首都圏を中心に送迎バスの運行管理を請け負う会社が30以上の幼稚園や保育園に対し来月いっぱいで運転手の派遣を含めた契約を打ち切ると通知していたことが分かった。川崎市にある東三輪幼稚園の送迎バスは園児の3割近い30人余りが利用している。幼稚園の三輪哲也園長には先月末、バスの運行管理を委託している会社から速達が届いた・20年余り委託してきたが事前の相談はなく突然だった。契約の打ち切りを通知したのは送迎バスの運行管理を請け負う業界大手の会社、みつばモビリティ。横浜市や川崎市、東京など首都圏の30以上の幼稚園や保育園に対し来月いっぱいで運転手の派遣を含めた契約を打ち切るという通知を解約2か月前の通知期限ぎりぎりとなる先月末に書面で送ったという。理由について会社は運転手の高齢化による定年退職や転職が相次いだほか、新規採用で補えず深刻な運転手不足に陥ったためと説明している。通知を受けたこの幼稚園では園長が知り合いを通じて4月から運転手を派遣してくれる別の会社をなんとか探し当てた。しかし先行きへの不安は尽きない。幼稚園などのバスなどによる送迎サービスについて専門家は園を選ぶ保護者にとって重要な位置づけになっていて大多数の幼稚園が送迎サービスを行っているが運転手が不足して施設によっては維持できなくなるおそれがあると指摘する。横浜市立大学・黒木淳教授は、幼稚園の送迎は自動化が難しい、社会全体としてどうしていくか考えないといけないと話した。
きのう水戸の偕楽園で梅まつりが始まった。早咲きの品種がすでに開花して多くの人、楽しんでいただが、これが咲いたということで次に気になるのは桜。都内の桜の名所では着々と準備が進められている。目黒川沿いではまだまだ桜の開花は遠いよう。しばらく寒さが続いた首都圏では桜を待ちわびる声が早く、14日に向けてバレンタイン一色。民間の気象会社、ウェザーマップが今月6日に発表した最新の桜の開花予想。東京都心のソメイヨシノ、3月21日、来月21日が開花の予想となってい29日に満開になると予想されている。横浜が来月23日、埼玉県の熊谷市が来月25日。水戸市、宇都宮市、前橋市、銚子市で来月28日に開花する予想となっている。今月1日からの日中の最高気温を足し合わせて600度を超えると桜が開花するという目安になる。この手法を用いると昨日までの東京の最高気温の合計が113.7度になるのでこうし手法を用いて楽しみに待つこともできる。
明日の関東の天気を伝えた。
今週金曜はバレンタインデー。群馬では意外な経歴の持ち主がチョコレートブランドを立ち上げて話題を呼んでいる。ナッツやドライフルーツをあしらったシンプルでスタイリッシュなチョコレート。クリームチーズを練り込んだ濃厚な生地をさくさくのビスケットが引き立てる逸品。このレシピを考えた清水慶記さんは去年、チョコレートブランドを立ち上げた。実は清水さん、前職はJリーガーで大学卒業後、16年間で3チームに所属し地元のザスパ群馬では正ゴールキーパーとして活躍。スーパーセーブで観客を沸かせた。しかし、引退後の生活につてはプロになった当初から不安を抱えていた。Jリーグには億単位のお金を稼ぐ選手がいる一方、年収が一般のサラリーマンと変わらない選手も少なくない。年金や退職金制度も確立されていないのが現状。引退後、自分は何をしたいのか、頭に浮かんだのはサッカーの次に好きなチョコレートだった。20代でチョコレート作りにはまった清水さんはこれを仕事にできないかと考えた。新選手の加入で出場機会を失ったおととしのシーズン、観戦に来たスポンサー企業の社員たちにチョコを配り起業への思いを語った。関心を示したのがチームのメインスポンサーを務める大手企業の井村安世さん。井村さんが提案したのは子会社が運営するカフェで商品開発に参加してもらうこと。食品を扱う事業に必要なスキルを一から学んでほしいと考えた。清水さんはチームの協力も得て現役のまま仕事を進め半年かけてみずからプロデュースしたマフィンの商品化にこぎ着けた。そのシーズンの終わり、清水さんは引退を決断しチョコレートブランドの立ち上げを実現した。選手のセカンドキャリアをサポーターにも応援してほしい。清水さんは今、イベントやスタジアムでの販売に力を入れている。清水さんはこの事業を成功させることで後に続くアスリートに道を開きたいと考えている。プロサッカー選手の引退年齢は平均で26歳から27歳と言われていてチームやスポンサー企業も選手たちのキャリア支援に力を入れ始めている。
富士山で大規模な噴火が発生すると東京や神奈川県などの広い範囲で火山灰が数センチから10センチ以上積もるおそれがあり交通や物流が止まるなど都市の機能がまひするとして国が対策に乗り出している。気象庁は専門家などを集めた検討会で先月から議論を進めていてきょうの会合では3センチ以上の火山灰が降り積もると予測された場合、新たに降灰警報を設ける案などを示した。これに対し防災行動を取るためには必要だという意見の一方、噴火に関する情報が増えすぎないよう整理が必要だとの指摘も出された。座長を務める東京大学の藤井敏嗣名誉教授は「何らかの警報はあったほうがいいという委員が多いと感じるが情報が多すぎると国民に嫌がられてしまう。今後、さらに検討が必要だ」などと話している。気象庁は来月には検討会としての結論をまとめたいとしている。
埼玉県草加市の松原地区はかつて、高度経済成長期に建てられた草加松原団地があり東洋一のマンモス団地とも呼ばれていた。そして近年の再開発で団地は建て替えられ新しいマンションも建ち、子育て世帯が多く移り住んでいる。一方、草加市は近隣を複数の川が流れていて水害リスクが高い場所。松原地区でも過去に大雨による浸水が何度もあった。避難の際の課題に地区にある獨協大学の学生たちが取り組んでいる。獨協大学経済学部の瀧本由佳さんと飛永隼さんがスタジオに生出演。2人は「再開発地区の防災」というテーマをゼミの活動の一環として取り組んでいる。おととしの台風の際に大雨で地区の一部が浸水しており「自分たちで備えることはもちろん近隣で助け合うことが必要な地区だということが分かった」とコメント。実際に彼らが行ったイベントの1つが防災リュックを作るイベント。一般的に必要なものに加えてお菓子であったりまたはおもちゃなど子育て世代は備える必要がある。
市内に住む防災危機管理士の鬼塚麻美さんが防災力のつけるポイントについて解説。環境が変わると子どもは体調を崩しやすいので安心感を与えることが大切。その1つとして体調を崩したとき用に消化がいい食べ物を準備することが大事。そしてポイント2つ目はおむつの用意。おむつが外れた3歳から5歳くらいの子でも不安からお漏らしが多い。こうしてゴムで束ねてコンパクトに収納する方法も紹介した。さらに好きなおもちゃや日頃食べているお菓子を入れて日常に近づける工夫も必要。イベントで実際に参加した小学校低学年の子どもがいる親子がイベントのあとに作ったリュックだがもともと備えていた左側の非常袋に加えて新たに右側のリュックを作った。子どもが好きなお菓子、それから日頃、食べ慣れた食べ物が入っている。イベントはおととしと去年の2年連続で実施、どちらも200名以上が参加したという。イベントのあとに防災リュックの作り方をまとめたものを作って近隣の保育園に配ったり草加市の子育て支援サイトにも掲載した。草加市の松原地区では昔から住む高齢の方とまた新しく引っ越してきた子育て世代の方がたくさん住んでいる。しかしこの2つの間の関係性というのが希薄な状態が問題となっている。いざというときに助け合う関係ができてないがイベントがきっかけでお二人も地域の防災の話し合いに呼ばれるようになったという。先日行われた協議会では、来年度の防災イベントについて話し合った。団地建て替え前から住むお年寄りからは避難に不安を抱える人も多いので幅広い世代が参加できる防災イベントが必要だなどの話し合いも出た。新たな防災イベントを考えて世代を超えて助け合える地域の仲間作りの場にしようと意見が一致した。ふだんからの交流がないというところでいうと顔の見える関係作りというのは本当に災害時に大切なこと。獨協大学経済学部の瀧本さんと飛永さんは「自分たちで備えることももちろん重要なのだけど多世代で関係を築くことでいざというときに助け合えるような強みがあると思っている。そういった機会を私たち学生が防災イベントだとかそういうものでこれからも作っていけたらいいなと思っている」とコメントした。
NHK千葉放送局から中継。NHK千葉放送局では3月1日、2日に防災をテーマにした親子で学べる楽しいイベントが行われる。さまざまなキャラクターショーなども行われていろんなイベントめじろ押し。会場ではラッカ星人のふわふわドームも登場する予定となっている。
明日の関東の天気を伝えた。
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エンディングの挨拶。このあとはニュース7。受験生死亡事故「危険運転」で起訴。
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- 危険運転致死傷罪