2025年2月7日放送 18:10 - 19:00 NHK総合

首都圏ネットワーク

出演者
船木正人 押尾駿吾 江原啓一郎 宮崎あずさ 黒田菜月 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像と挨拶。

(ニュース)
”生きるとは” ALS当事者の記録映画

全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病のALS。その当事者の女性の歩みを記録した映画があすから上映される。映画「沓かなる」はあるALS患者の女性を3年半にわたり撮影したドキュメンタリー作品。少しずつ体が動かなくなる焦りや生と死のはざまで揺れ動く日々がありのままに記録されている。映画に出演した佐藤裕美さんは7年前、ALSと診断された。全身の筋肉が徐々に動かなくなる難病「ALS」。多くの人が2年から5年で自発呼吸ができなくなるとされている。病気の進行以上に佐藤さんを苦しめたのは社会の無理解だった。5年前、ALS患者の女性に対する嘱託殺人の疑いで医師が逮捕起訴された事件。動かない体で生きる意味がないという女性の訴えに同調しネット上には安楽死を認めるべきという声があふれた。佐藤さんはそうした状況に「気の毒だからとか、本人も生きていたくないだろうと周りに思われていたのかと思った。生きていたいのに殺されちゃうと思った」と振り返った。そんな佐藤さんを支えたのは同じ境遇の仲間だった。先輩患者の岡部宏生さんは文字盤を使い、目の動きで一文字一文字佐藤さんへのことばを紡いでいく。制作した宍戸大裕監督は佐藤さんだけでなく多くの患者や支援者を撮影していた中で人と人とのつながりが大きな力になることを実感したという。佐藤さんは今、みずから難病の人たちの集える場所を作っている。病気のある人もない人もともに過ごす時間。その積み重ねに生きる希望を見つけている。この映画はあすから東京都内のミニシアターで上映が始まり神奈川などでも順次公開されるという。

キーワード
ALS岡部宏生沓かなる
首都圏のリアル
大転職時代「ミドルシニア」は

若手からシニアまで幅広い世代の人が転職を経験する大転職時代。「首都圏のリアル」では一昨日の放送で、長年会社に勤めてきた50代前後のミドルシニアの人たちの転職について伝えた。今回は放送後に寄せられた感想や意見の一部を紹介。

(気象情報)
気象情報

関東の気象情報が伝えられた。

東京サラダボウル
ドラマに込めた”自身の人生と経験”

毎週火曜日に放送中のドラマ、東京サラダボウル、色とりどりの野菜が入ったサラダボウルのようにさまざまな国の人たちが東京で暮らす姿を描いた作品。東京サラダボウルの主人公は国際捜査の警察官と中国語の通訳人のコンビ。俳優の関口メンディーさんは警視庁の通訳センターで働く英語通訳人を演じている。演じるのは原作にはないドラマオリジナルの役だが、メンディーさん自身の生い立ちを生かして物語のスパイスになっている。1991年にアメリカで生まれたメンディーさん。母は日本人、父はナイジェリア人と外国にルーツがある。少年時代を過ごしたのは品川区。当時は今のようなサラダボウル化は進んでいなかった中、小学校の担任がかけてくれたことばでメンディーさんは「人と違っていいんだ」と思えるようになったという。自分の個性を磨いたメンディーさんは大学でダンスと出会いダンスボーカルグループに加入して、エンターテインメントの道を進んだ。去年、10年以上いたグループから脱退して独立、先月には結婚を発表し仕事も私生活も新たなステージへと入った。今は10歳のときにした「世界と日本を繋ぐ架け橋になる」という母親との約束をかなえることだと話す。最後にサラダボウル化する東京について、外国にルーツがあるメンディーさんの考えは「対話をしていくことがすごく重要」と語っていた。

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品川区(東京)東京サラダボウル
(ニュース)
帝国劇場で最後の「レ・ミゼラブル」

建て替えのため今月いっぱいで59年の歴史に幕を閉じる東京の帝国劇場で今の建物では最後のミュージカルとなるレミゼラブルがきょう千秋楽を迎えた。帝国劇場は1966年に開場しミュージカルの殿堂として親しまれてきたが再開発による建て替えのため今月いっぱいで休館する。今の建物では最後のミュージカルとなるレミゼラブルがきょう千秋楽を迎えた。日本では1987年に初演されて以来、帝劇で最も多く上演された。新しい劇場は2030年度のオープンを目指しているという。

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レ・ミゼラブル丸の内(東京)吉原光夫帝国劇場
オシたび
伝統の牧場文化を訪ねる旅

千葉県は酪農が盛んなうえ乗用馬を育てる牧場も数多くある。今回は訪れたのは南房総市にある「千葉県酪農のさと」。実は南房総市は近代酪農発祥の地で、全国でも珍しい白牛がいる。およそ300年前、外国種のこの白牛を南房総市周辺で飼育し始めた。当時、徳川吉宗が白牛の乳は国民の健康増進につながると考えたために導入したと伝わっている。現在、搾乳はしていないが発祥の地のシンボルとして大切に育てられている。そんな白牛の牛乳は当時、白牛酪という食べ物にして食べられていた。材料は白牛の乳ときび砂糖。牛乳を鍋に入れて中火で加熱し、焦がさないようにへらを前後に動かしつつ煮詰め湯気が出てきたら弱火にする。牛乳が半分くらいまで減ったらきび砂糖を加え、混ぜ始めることおよそ45分。カスタード状になったら引き上げ型に入れて乾燥させたら白牛酪の完成。千葉・富里市は競走馬の育成牧場や多くの乗馬クラブがあり馬を愛する文化が根づいている。この町に乗馬に欠かせないくらを作る馬具職人がいると聞き訪ねた。作業していたのはこの道60年の馬具職人、池上豊さん。構造が複雑なくらを作るのは熟練の技が必要で、すべての工程を1人でこなせる職人は全国でも数少ない。そんな中、去年池上さんに待望の弟子ができた。地元出身の新垣志穂さん。のどの病気で声が出ない池上さんは、弟子とのやり取りを筆談で行っている。この日、池上さんのもとに修理の依頼が入った。足を正しい位置に固定するニーブロックという部品の糸がほつれて、くら本体から外れかけている。これをすくい縫いという縫い方で直していく。曲がったきりで穴を開けその穴の角度に合わせて曲がった針を通していく。カーブした穴にカーブした針を使って糸を通すには高い技術が必要。綿を詰めているのは馬の背中の負担を和らげるあん辱というクッションの部分でへたっていると馬が痛がってしまうそう。池上さんは人間にとっても馬にとっても快適なくらが馬本来の力を引き出すと考えている。池上さんは新垣さんに自分の技術をすべて引き継いでいきたいと考えている。

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千葉県酪農のさと南房総(千葉)富里(千葉)徳川吉宗白牛白牛酪白牛酪考
将軍グルメに職人ワザ 房総の牧場文化

スタジオでは牧場文化がこれからも残っていってほしいなどと話された。

STOP詐欺被害!私はだまされない
特殊詐欺電話の発生状況

都内午後3時半現在の特殊詐欺電話の発生状況が伝えられた。

「手術にお金が必要」に注意!

去年12月、千葉県我孫子市の40代の女性がSNSで知り合った人物から自分は腎臓に病気がある。移植手術を受けるため300万円、用意できないかなどと連絡があった。女性はこの人物と去年夏ごろからSNSでやり取りしていて好意を抱いていたという。しかし金銭を求めるメッセージが届いたことを不審に思い家族に伝えて警察に相談し詐欺と気が付いたという。女性は警察に協力してだまされたふりを続け現金の受け取り役として女性の自宅を訪れた外国籍の容疑者が逮捕された。SNS上のやり取りで恋愛感情を抱かせてから金を要求する手口はロマンス詐欺と呼ばれている。好意が芽生えていれば病気で手術にお金が必要だなどと言われると助けてあげたいと思ってしまうかもしれない。しかし、それこそが詐欺グループのねらい。好意があってもSNSをきっかけに知り合った相手から多額のお金を要求されるような場合は家族や警察に相談するように。

(ニュース)
視覚障害者 踏切など体験

視覚障害がある人が踏切で事故に遭うのをなくそうと埼玉県の東武鉄道の施設で視覚障害がある人や介助する人などの関係者が歩行体験などをした。遮断機の棒を斜め45度の方向に持ち上げると踏切の外に出られることを教わった。歩行体験ではつえを使ってレール沿いの溝や線路の幅などを確かめていた。

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春日部(埼玉)
働き手確保へ 企業説明会

人手不足が課題となっている成田空港の働き手の確保につなげようと空港内で事業を行う企業が学生などを対象にした見学会や説明会を開いた。見学会では出発カウンターでの利用客への対応や特殊な車両を使って航空機に荷物を積み込む業務など現場を支える仕事の様子を見学した。千葉市内で開かれた説明会では参加した企業はそれぞれブースに分かれ、訪れた学生などに仕事の内容や待遇などについて説明していた。

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成田国際空港美浜区(千葉)
おでかけ しゅと犬くん
中継 NHK放送センター

東京・渋谷のNHK放送センターから中継。南武線沿線特集の視聴者からの反響を紹介。中川家礼二の沿線いちオシ!の番組宣伝。

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NHK放送センター渋谷(東京)
(気象情報)
気象情報

全国の気象情報が伝えられた。

(エンディング)
エンディングトーク

きょう伝えたニュースのラインナップを紹介。

ニュース7

NEWS7の番組宣伝。

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