- 出演者
- 船木正人 寺門亜衣子 江原啓一郎 黒田菜月
オープニング映像とオープニングの挨拶。
気象庁によると強い冬型の気圧配置と今シーズンいちばんの寒気の影響で長野県と関東北部を中心に大雪となった。午後5時の積雪は群馬県みなかみ町藤原で1メートル84センチ、長野県野沢温泉村で1メートル76センチ、栃木県日光市土呂部で47センチなどとなっている。寒気はいったん抜けたがあすから再び強い寒気が流れ込むため、長野県と関東北部ではあす夜から9日日曜日ごろにかけて山沿いを中心に大雪となる見込み。あす夕方までの24時間に降る雪の量はいずれも多いところで長野県で20センチ、関東北部で15センチ、その後あさって夕方までの24時間には長野県と関東北部で50センチと予想されている。気象庁は積雪や路面の凍結による交通への影響に十分注意するとともに雪崩にも注意するよう呼びかけている。
八潮市の道路陥没を受けて気になるのが下水道管の安全性。東京都では国の指示を受けて下水道管の緊急点検を行っている。対象は清瀬市の下水処理施設に流入する下水道管19キロ、マンホール30か所。網の目のように張り巡らされた下水道管は各家庭など無数の建物につながっている。その総延長は東京とシドニーを往復するのと同じ距離に及ぶ。このうち23%は法律で定められた耐用年数の50年を超えている。都は腐食のおそれが高い大きな下水道管などを5年に1度点検しているが構造によっては内部を詳しく見ることができないことなどから不具合をすべて見つけられているわけではない。5年前にはJR東京駅近くの国道でも陥没事故が起きた。50年以上前に設置された直径7メートルもある大きな下水道管の損傷が原因だった。都内ではこうした下水道管の損傷による陥没事故は年間350件程度起きているという。事故を防ぐために都は古くなった下水道管のリニューアルに取り組んでいる。点検だけでは事故を防げないとして都は老朽化した管の補強に力を入れている。内側に塩化ビニールをらせん状に巻きつけることで強度を高めることができるという。すべてリニューアルするには時間がかかるものの着実に進めていきたいとしている。
去年、ノーベル平和賞を受賞した日本被団協。原爆を含めた戦争被害を国民は受け入れて堪えなければいけないとする受忍論を批判した。受忍論は東京大空襲でも焦点となってきた。この間、空襲の被害者や遺族への補償は一切ない。85歳の河合節子さんは自身は疎開していて無事だったが東京大空襲で母親と弟2人が犠牲になった。空襲を生き延びた父親も40年ほど前に亡くなった。父親の繁一さんは東京大空襲で顔などに大やけどを負ったが戦後、補償はなく苦労しながら暮らしていた。犠牲者が10万人に上った東京大空襲ではおびただしい数のけが人も出た。国は戦後、軍人や軍属、その遺族は年金の支給などで補償。その一方で空襲被害者など戦火に巻き込まれた民間人は対象とされなかった。東京大空襲の被害者や遺族は2007年、国に謝罪や賠償を求めて提訴。河合さんも原告に加わった。しかし結果は敗訴。裁判所は心情的には理解できるが戦争被害者をどのように救済するかは立法を通して解決すべきとした。事態が行き詰まる中、去年秋、よい知らせがあった。河合さんたち遺族や支援者で作る団体のもとに同じ考えを持つ国会議員から救済法の具体的な条文案が届いた。河合さんのような遺族は対象にはなりませんが空襲で障害やケロイド、PTSDを負った人に一時金50万円を支給するという内容。遺族が求めてきた空襲被害の実態調査なども盛り込まれた。先月24日、通常国会の初日、河合さんは街頭に立って訴えた。節目の戦後80年が思いをかなえる最後の機会だと考えている。法案で求めている一時金の対象者は数年前の試算でおよそ4600人とされているがその後、亡くなった人もいるためもっと少なくなっていると見られている。国は民間人も含めて戦後補償は解決済みという立場を取っている。
関東の気象情報が伝えられた。
サラダボウル化が進む社会に向き合うためのヒントをある街から探る。江戸川区の西葛西は多くのインド人が暮らしリトルインディアと呼ばれている。地域の産婦人科医院では訪れる妊婦の3割がインド人。妊婦の食事に工夫をしている。提供しているのは、ビーガン食。宗教などの理由で肉や卵などを食べられない人に対応した食事だ。こうした西葛西のサラダボウル化はどのようにして進んだのか。リトルインディアの父と呼ばれるジャグモハンチャンドラニさんは紅茶の貿易商として47年前に来日した。地域にインド人が増えたのはITが普及し始めた2000年前後。多くの日本企業がIT先進国のインドから人材を募った。来日してきたインド人のためにチャンドラニさんがまず行ったのが住まいの支援。当時、外国人に部屋を貸すのを渋る大家が多かったことからアパート1棟を借りて部屋を貸し出したり。連帯保証人になったりして部屋を借りる人を支援した。さらにインドから料理人を呼び寄せ、食堂も作った。単身で来日した男性たちのために食事を提供。生活がしやすい街として多くのインド人が定着した。一方で祭りなどで火を使うインドの文化や習慣がトラブルを招いたこともあったという。マンションのベランダで火を使っている人がいると警察に通報された。チャンドラニさんはこうした行為をしないよう地域のインド人に呼びかけた。全国で最もインド人が多く住む街になった今、お互いを理解する取り組みが進められている。江戸川区は日本のマナーを紹介するガイドブックを作成。電車内でのマナーのほか銭湯の入り方までイラストを交えて解説している。日本人がインド人の家庭を訪問する取り組みも広がっている。西葛西のリトルインディアを見ると、サラダボウル化が進む社会で私たちもどうやって向き合っていくか。まずは少しずつお互いのことを知ってそして少しずつお互いに歩み寄っていくということが大切とヒントが見えてきた。
去年からコーヒーをいれることに夢中だという8歳の小澤俊介くん、その腕前は大学生を中心とした大会で優勝するほどだという。東京・江東区の清澄白河駅界わいは近年、空き倉庫などを利用したカフェが増えてコーヒーの街と呼ばれている。この街で2年前コーヒーと出会った俊介君が最初に口にしたのはコーヒーにスチームミルクや蜂蜜を入れたハニーラテだった。そのコーヒーをいれた中楯聡さんは俊介君の味覚の鋭さに驚いたという。その後、中楯さんのもとに通いコーヒーにのめり込んでいった俊介君。いまでは月3回ほどお店に通っている。練習でいれたコーヒーを常連客に試飲してもらうこともある。そんな俊介君の日常をのぞいてみると。お湯の温度や豆をひく粗さによって味がどう変わるのか研究していた。さらにお母さんと一緒にコーヒー生産にまつわる社会問題にも興味を持つようになった。お父さんが会社に持って行くコーヒーをいれるのも日課だ。いま、俊介君は豆の焙煎にも挑戦している。この日が8回目の焙煎。自分で焙煎した豆からコーヒーを抽出。カフェインのとりすぎには注意して一口、口に含んで味を見る。しかし納得いかなかった俊介君は豆の量やひき方を変えてもう一度抽出。コーヒーに一切の妥協がない。将来の目標はまだあまり知られていないインドや中国のコーヒーをコーヒーの街ということを活かして色んなところで出して知ってほしいと話していた。
- キーワード
- 清澄白河駅
警視庁が公開している地図によると渋谷区や台東区、町田市などに特殊詐欺の電話がかかってきている。携帯電話ショップの店員が客との会話の中で詐欺に気付き被害を水際で防いだ事例を紹介する。先月31日、千葉市内で感謝状の贈呈式が行われた。受け取ったのは千葉市稲毛区の携帯電話ショップ店員、湯川せりのさん。湯川さんが先月中旬、店の窓口にいたところ80代の男性がLINEのアプリを新規登録したいと相談に訪れた。男性にアプリ登録のきっかけを聞いたところ、警視庁からあなたの携帯電話が不正に使われていると電話があった。LINEで調書を取ると言われたので登録したいと言ってきて、不審に思った湯川さんは男性に詐欺かもしれないと伝え警察に相談するよう提案。根気強く説得したあと警察に連絡し、被害を未然に防ぐことができた。警察によるとショップがある千葉市稲毛区周辺ではことしに入り警察官を名乗る特殊詐欺の相談が相次いでいるという。特殊詐欺の被害は今回のように周りの人が会話の中で気付くチャンスがあり防ぐこともできる。少しでも変だと感じたら積極的に声をかけてみんなで詐欺を防ごう。
東京都の小池知事がきょうタイの首都バンコクのチャチャート知事と会談し気候変動に伴う災害への対応や少子高齢化など2つの都市が抱える共通の課題について連携して取り組みを進めていくことを確認した。また、さらなる観光客の誘致に向けた方策などについても情報共有を進めて協力していくことを申し合わせたという。
(中継)神奈川・湯河原町。2月6日はお風呂の日。温泉街の真ん中の公園には足湯がある。湯河原温泉の特徴は無色透明で香りがないのが特徴。足湯の隣には4年ほど前に新しい市の施設がオープンした。1階はカフェ、2階はコワーキングスペースになっていて湯河原町の特産品などを紹介している。
首都圏で火災のニュースが相次いでいるため火の取り扱いなどに十分注意するよう呼びかけられた。