去年からコーヒーをいれることに夢中だという8歳の小澤俊介くん、その腕前は大学生を中心とした大会で優勝するほどだという。東京・江東区の清澄白河駅界わいは近年、空き倉庫などを利用したカフェが増えてコーヒーの街と呼ばれている。この街で2年前コーヒーと出会った俊介君が最初に口にしたのはコーヒーにスチームミルクや蜂蜜を入れたハニーラテだった。そのコーヒーをいれた中楯聡さんは俊介君の味覚の鋭さに驚いたという。その後、中楯さんのもとに通いコーヒーにのめり込んでいった俊介君。いまでは月3回ほどお店に通っている。練習でいれたコーヒーを常連客に試飲してもらうこともある。そんな俊介君の日常をのぞいてみると。お湯の温度や豆をひく粗さによって味がどう変わるのか研究していた。さらにお母さんと一緒にコーヒー生産にまつわる社会問題にも興味を持つようになった。お父さんが会社に持って行くコーヒーをいれるのも日課だ。いま、俊介君は豆の焙煎にも挑戦している。この日が8回目の焙煎。自分で焙煎した豆からコーヒーを抽出。カフェインのとりすぎには注意して一口、口に含んで味を見る。しかし納得いかなかった俊介君は豆の量やひき方を変えてもう一度抽出。コーヒーに一切の妥協がない。将来の目標はまだあまり知られていないインドや中国のコーヒーをコーヒーの街ということを活かして色んなところで出して知ってほしいと話していた。
住所: 東京都江東区白河1-6-13