警視庁が公開している地図によると渋谷区や台東区、町田市などに特殊詐欺の電話がかかってきている。携帯電話ショップの店員が客との会話の中で詐欺に気付き被害を水際で防いだ事例を紹介する。先月31日、千葉市内で感謝状の贈呈式が行われた。受け取ったのは千葉市稲毛区の携帯電話ショップ店員、湯川せりのさん。湯川さんが先月中旬、店の窓口にいたところ80代の男性がLINEのアプリを新規登録したいと相談に訪れた。男性にアプリ登録のきっかけを聞いたところ、警視庁からあなたの携帯電話が不正に使われていると電話があった。LINEで調書を取ると言われたので登録したいと言ってきて、不審に思った湯川さんは男性に詐欺かもしれないと伝え警察に相談するよう提案。根気強く説得したあと警察に連絡し、被害を未然に防ぐことができた。警察によるとショップがある千葉市稲毛区周辺ではことしに入り警察官を名乗る特殊詐欺の相談が相次いでいるという。特殊詐欺の被害は今回のように周りの人が会話の中で気付くチャンスがあり防ぐこともできる。少しでも変だと感じたら積極的に声をかけてみんなで詐欺を防ごう。