毎週火曜日に放送中のドラマ、東京サラダボウル、色とりどりの野菜が入ったサラダボウルのようにさまざまな国の人たちが東京で暮らす姿を描いた作品。東京サラダボウルの主人公は国際捜査の警察官と中国語の通訳人のコンビ。俳優の関口メンディーさんは警視庁の通訳センターで働く英語通訳人を演じている。演じるのは原作にはないドラマオリジナルの役だが、メンディーさん自身の生い立ちを生かして物語のスパイスになっている。1991年にアメリカで生まれたメンディーさん。母は日本人、父はナイジェリア人と外国にルーツがある。少年時代を過ごしたのは品川区。当時は今のようなサラダボウル化は進んでいなかった中、小学校の担任がかけてくれたことばでメンディーさんは「人と違っていいんだ」と思えるようになったという。自分の個性を磨いたメンディーさんは大学でダンスと出会いダンスボーカルグループに加入して、エンターテインメントの道を進んだ。去年、10年以上いたグループから脱退して独立、先月には結婚を発表し仕事も私生活も新たなステージへと入った。今は10歳のときにした「世界と日本を繋ぐ架け橋になる」という母親との約束をかなえることだと話す。最後にサラダボウル化する東京について、外国にルーツがあるメンディーさんの考えは「対話をしていくことがすごく重要」と語っていた。