長嶋茂雄さんは佐倉一校から立教大学に進学し、1958年に当時としては破格の1800万円の契約金で巨人に入団した。燃える男、ミスタープロ野球の愛称で親しまれ、プロ野球を国民的な人気スポーツに押し上げた。王貞治さんとともに巨人が日本シリーズ9連覇を果たした中心的存在だった。38歳で現役を引退。引退し、セレモニーで発言した「わが巨人軍は永久に不滅です」という挨拶は多くの人の記憶に残った。終身名誉監督となった後、アテネ五輪では日本代表監督に就任したが、脳梗塞になり大会で指揮を執ることはできなかった。2013年には松井秀喜さんとともに国民栄誉賞を受賞、東京オリンピックでも聖火ランナーを務めた。野球界として初めて文化勲章を受章した。