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アメリカのトランプ大統領と隣国カナダのカーニー首相が6日、対面での首脳会談を初めて行った。トランプ大統領の「カナダはアメリカの51番目の州になるべきだ」という従来の主張をめぐってカーニー首相が重ねて反論するなど、関税措置をめぐる協議を前に対立がさっそく際立っている。トランプ大統領とカーニー首相は6日、ホワイトハウスで会談。しかし、その後、トランプ大統領は「カナダはアメリカの51番目の州になるべきだ」という従来の主張をめぐる報道陣の質問に答える形で「カナダ国民にとっては税金が安くなり、軍事費も無料となるなど大きな利益がある」とカナダ側のメリットを改めて強調。これに対し、カーニー首相が「カナダは売り物ではなく、これからも売りに出されることはない」と正面から重ねて反論すると、トランプ大統領が「絶対にないということはない」などと発言。カーニー首相は会談のあと記者会見し「いちばん大事なのはトランプ大統領に交渉する気があることだ、複雑な交渉だ」と述べた。